カードロックの様々な種類
あなたが想像するカードロックとはどのようなものですか?もしお家の鍵がすでにカードロックである場合は、そのほかのカードロックと何が違うか比べてみると新しい発見ができます。
まずカードロックが取り入れられている場所と言えば、ホテルが一番一般的ではないでしょうか。最近はカードキーが使い捨てとなり返却が不要・チェックアウトの手続きを行えばカードの情報を抹消することができ、どの扉でも使えなくすることができます。思い出として持ち帰るもよし、そのまま捨ててしまってもセキュリティ上問題がないのです。
そのほかの場所といえば、首からぶら下げた社員証をかざしてオフィスのドアを開錠する、といった事もよく見かけます。オフィス以外にも病院や大学・学校などでも見られますね。こちらの場合は、1部屋だけに出はいりするわけではなく、オフィスのほか会議室やエントランス扉、資料室、などの複数の扉を大人数が出入りできる鍵が必要となります。これがもしシリンダキーであれば管理する側はとても大変です。一つ紛失すればすべての鍵の脆弱性が問われるわけですね。そこでカードキーなら、各情報を管理し権限をもたせることでそれぞれが出入りできる扉を設定することができるのです。もちろんカードキーを紛失してしまっても、ホテルのカードキーと同じように情報を削除し新規登録をすれば良いのです。
この機能は賃貸マンションや寮でも導入が多くなりました。カードロックなら住人が入れ替わる際や、カードキーを紛失した時にも、エントランス錠など変えることなくカードキー情報を削除し新規登録するだけでいいのでコストを抑えることができます。また見た目にもスタイリッシュな為、カードロックが物件のステータスとなることもあるでしょう。
さて一般住宅の鍵としてはどうでしょうか。これはまだまだカードロックを家の鍵として使う家庭は少ないと思われます。なぜなら、カードロックは錠前と比べて値段が高くなります。メリットとしてはかざすだけ、鍵を紛失したときのコスト削減などもありますが、住宅では利用者はだいたい家族だけですね。入れ替わりも少なく、鍵をなくすことも早々ありません。カードキーではなく鍵にICチップを埋め込んだ非接触錠は多くみかけます。これはエントランスなど共有部分がある分譲マンションに多いですね。このようにカードロックは取り付ける場所によってメリットを最大限に発揮するものです。